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風が頬を撫でる季節

自分はもう大丈夫だと思ってた

けれど気付かされてしまった


『大丈夫』 そう、思えてたのは───


ただ自分から目を背けてただけだったってことに

気付かされたんだ

俺はまだ、何も乗り越えていなかったことを

それどころか、自ら大きな壁を作ってしまっていた


『恋』 がしたいと嘯いて

その実、 『恋』 から目を逸らしてた


そんな俺を心配してくれたんだね

でもお兄ちゃん、これはやり過ぎだと思うんだ

データ? 能力値???

優、ちょっとこっちに来て、正座しなさい

“だって” じゃありません。そもそもこの写真はどこから───


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