大正スチームパンク は、BL18禁のボイスドラマです。内容には18歳未満には適切ではない表現が含まれておりますので、18歳未満の方はご退出下さい。Taisho steampunk is a BL R-18 voice dorama.
人、妖、生体機巧…独自発展を遂げた文化の中で、織り成されるそれぞれの物語。
このページでは物語の基礎となる設定を紹介しています。

■ 世界観

元々の日本の成り立ちより妖の存在(朝廷にまつろわぬ民化外の民)が強く、文明開化以降の科学の発展が一部分特化している世界。 そしてその科学力と、第一次世界大戦とその好景気に後押しされ、生体機巧の開発が始まる。

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■ 舞台

風俗は大正時代に近く、妖の存在も田舎では認知されている。

倫理規定により完全な人型生体機巧の製造を禁止されており、身体の一部(おもに頭部)を異形化した生体機巧が人間の生活をサポートしている。
永い歴史の果てに人間と妖の勢力は人間7:妖怪3ぐらいのバランスで平和を維持し始める。都市は名目上妖の居住往来を認めていないため、都市の若者は妖の存在について懐疑的である。
都市条例には生体機巧を生物と認めないとある。(あくまでも機械という位置付け)

大正スチームパンクの舞台となっている街は、国の援助を受けた研究都市で明治から急速に発展した地方都市である。

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■ 妖(あやかし)

神ならざぬもの。「事象」に宿るもの。

この事象には「人間の集団無意識の想念」も含まれる。
妖=妖怪、魑魅魍魎、鬼、化け物、と呼ばれる人にあらざるもの、化生の類。
天地の精魂が凝結して意思を宿したモノ。故に天地、自然の精気を糧にしている。気枯れ穢れると死すか魔性に堕ちる。人の世に生きる(具現化する)術として高純度の精魂を封じ結晶化した宝玉を持ち歩き、妖が死んだ後には、その結晶が残るとされている。
都市での居住は認められていないが、田舎では人間と仲良く暮らしているものもいる。また、妖の中にも、人間と共存する派、しない派が存在する。

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■ 神

自然に宿るもの。
よってその存在が作中で語られることはほぼない。

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■ 妖と神

どちらも人の言葉(言霊)によって具現化したもの。人が認識しなければ、どれもただの「事象」と「自然」でしかない。よって、人が認識しやすい姿形をしている。

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■ 生体機巧(せいたいきこう)

ロボット工学三原則が適応された人型ロボット、アンドロイド。
一般常識的に心がないものとされているが、その実、定かではない。
生体機巧の異形化は法律によって義務付けられている。一見で分かる目立つ部位に異形化を施さないと処罰対象。完全な人型は制作者所有者共に重い懲罰が科せられ、生体機巧は破砕焼却される。
生体機巧は食事排泄をせず、燃料はオイルのみ。けれど食事の真似事をさせる生体機巧を作る職人もいないことはない。
汎用型と特化型があり、修理は免許を持った街の電気屋さんが行う。
特化型には妖の結晶が使用されており、稀に見るオーダーメイドでは大物(高位の)妖の結晶が中枢に使用されているが、これは極秘事項で一般には知られていない。
製造、開発、修理を行う技術者は番号をふられ、国によって厳正に管理されている。生体機巧自体は警察が管理するが、それに伴う人材は軍が管理する。

そもそも何故「生体機巧」は生まれたのか?
江戸時代からあるからくり人形が発展したという説もあれば、軍が何かしらの目的で開発したものが結果的に流出してしまったという説もあり、明らかになっていない。

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■ 妖と生体機巧

妖は自然から生まれたのではなく人から生まれた生体機巧を激しく拒絶する。しかし時が経つにつれ、その関係性にも変化が生まれてくる。

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■ 生体機巧と社会

普及は都市部にのみ見られ、一般普及のものは動物頭が多い。
便利なものは普及させていこうという改革派と、生体機巧が社会へ広がることを危惧する保守派がいる。主にその対立は、工場の経営者と労働者の間に見られがちである。
女性の社会進出により減った身売りに代わり、生体機巧を極限まで人に近づけたアングラ風俗店も現れ、ゲテモノ好きと罵られつつも繁盛させている。
人の義肢義体に生体機巧を利用することは、施術された者に害を及ぼすとして禁止されている。

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■ 獣型生体機巧

貴族が乗る馬車や騎馬警官、警察犬としてそれらが導入されている。

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■ 政府

労働環境などの問題を解決するとして、生体機巧を推進している。
急速な工業化を阻む妖とは対立関係にある。

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■ 軍

軍には、妖、生体機巧でそれぞれを取り締まる機関が存在している。

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■ 警察

主な仕事は治安維持だが、生体機巧の管理も行っている。
生体機巧には一体一体管理番号がついていて、警察の管理組織で管理。譲渡、販売には申請が必要である。

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■ 妖研究所

妖の研究、対策を行っている機関。
軍と同様に天皇に統帥権がある。その成り立ちは中務省にあった陰陽寮が名前を変えたもの。
軍とは別組織だが、その性質上、軍と行動をともにすることが多い。

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■ 生体機巧師

妖、からくりの両方に精通する生体機巧の製造者、スペシャリスト。
生体機巧の開発に関わった者が主で、数人しか存在しないと言われている。

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■ 生体機巧技師

生体機巧に精通する技術者。生体機巧を修理する資格を持つ。
資格を得るには、定期的に実施されている試験に合格する必要があり、合格者には免許証が授与される。

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★ スチームパンク

大まかに言ってしまえば、フィクションにおける一つのジャンルです。
文化や建築デザインはヴィクトリア朝を継承し、更にその中にSFを織り込み、設定には蒸気機関が多く見受けられます。
見た目はレトロ感が強く、一般的なSFのスマートさはありませんが、逆にそれが魅力であるとも言えるでしょう。

大正スチームパンクでは、本来のヴィクトリア朝を大正時代へシフトしてお送りしております。

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★ 設定(シェアワールド)について

『大正スチームパンク』はスピンオフ歓迎です。
注意事項さえ守って頂ければ、いくらでも新しい物語を紡いで頂いて構いません。

【注意事項】(2012/8/13現在)

●その1 クレジットの表記

 作品が大正スチームパンクの設定を元にしていることを分かるよう、表記をお願いします。リンクは任意です。

●その2 公式キャラクターの扱い

 作品に公式キャラクターを出演させる場合は、公式の設定を覆さない程度にお願いします。

注意事項は以上ですが、今後変更される場合があることを予めご了承下さい。

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