引越しが決まった、高校2年の冬。
きっとこれが最後の平穏になることは、容易に想像出来た。
残された日数は、あと3日。
思い浮かぶ、3人の顔。
今までも、たくさん星を見て語り合った仲間たち。
部を通して、性別や学年を越えられた。
わたしの、特別な人。
結局わたしは、彼らを裏切ることになるんだろうか?
振り返れば、何とはない小さな思い出になるんだろうか。
けれど今のわたしにとっては、とても大きく、とても重く。
挫けてしまう心を保つのに、必至にならざるをえない、現実で───。
だからこそ、前を見て歩かねばならなかった。
話は簡単。
残された日数で、誰かと仲良くなりましょう!
ただそれだけです。
選択肢を選択して、主人公のために、大切な思い出を作ってあげて下さい。